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SPRING バネ
ばねの注文(見積もり依頼)はどのようにすれば良いのかの説明です

1.至急入手したい方。
  希望のばねと完全一致でなくとも使えそうならば良いという方。
私どもは、押しバネ・引きバネ・ネジリコイルバネ・密着バネ(リング)を各種完成品として
ストックしています。各バネをクリックし、使えそうなバネを探していただき注文書より、
注文して下さい。20個までは価格が決まっています。21個以上の時は別途見積もりいたします。
(FAXでもOKです)

常備品もありますので、連絡時にお知らせください。
 
2.注文製作したい、図面はある。
■公差の指定がない場合、JIS1~3級程度にて製作になります。
図面をFAX・メールで送信

見積もり依頼
   

金額、納期ご満足いただければFAX、メールにてご連絡下さい。
 
3.注文製作したいが、図面はない。(見本品はある)
事前連絡無しで見本品を送ることはやめてください。

見本品

見本のばねがあるので同じものを製作してもらいたいという場合、各バネのオーダー一覧を
見ていただき必要なところだけ寸法を記入し、できるだけイラストか何かをつけてFAXまたはメールに添付して下さい。
 FAX、添付ファイル等でイラストを描いたものを送っていただくとその時点でおおよその金額や製作の不可がわかります。事前連絡なしに見本を送られますと、製作できない、または大変に高額になってしまい注文しないということになると見本品は送料着払いでお返しすることになってしまいます。当社で製作可能の判断がついた場合に見本品を送っていただきます。(事前連絡必要)

その他

見本品より強い、あるいは弱いばねが欲しいという場合(この強い、弱いはばねの荷重のこと)、
例えば材質を変えるだけで若干の変更ができることもありますが、基本的にはどこかの寸法を
変えなくてはなりませんので変更可能なところ(線径、コイル径、巻数、長さ)とどの程度
変更してよいのかをお知らせいただきます。何%位強くまたは、弱くという指定をして下さい。
この変更も限度がありますので、必ず事前に連絡下さい。できるかぎり調整いたします。
 

(1) オ-ダ-品をご注文の場合
オ-ダ-品は、当社から見積書がでている場合か、見積金額をお知らせした場合のみ
お受け致します。見積書には、納期、価格、送料、お知らせしますので確認の上、
FAXかメールにてご連絡下さい。
 FAX送付状の形式は一番右のタブにて表示しております。必要事項(注文内容、支払方法、名前、住所、TEL、FAX、納品希望日)などが書いてあればFAX送付状を使わなくても構いません。
また、お使いの注文書がありましたらそれを使っていただいても結構です。
 

(2) 常備品からのご注文の場合
常備品は、追加や削除がありますので最新の情報をご覧下さい。
当ホ-ムペ-ジのFAX送付状か注文フォ-ムにてご注文下さい。
必要事項(注文内容、支払方法、名前、住所、TEL、FAX、配達希望日、配達時間)などが
書いてあれば結構です。
注文受付後、確認のメ-ル、またはFAXを送りますのでご確認下さい。
お支払いを銀行振込、現金書留のいずれかをご希望の場合はお知らせください。。
 

(3) 納期について
オ-ダ-品は数量によりますが、ご注文受付後およそ2日から10日位。
見積書に納期をお知らせ致します。
常備品は、ご注文受付後確認のメ-ルもしくはFAXを送ります。
変更、配達指定日などのご希望がなければ、当社営業日で翌日か翌々日に発送致します。
金曜、土曜、日曜に受付確認分は次の月曜か火曜の発送になります。常備品の注文でも
数量の多い場合、通常の納期より長くかかる場合があります。(100個~)
 

(4) 返品について
当社の手違いによる場合、送料着払いで送り返して下さい。お取り替え致します。
未使用に限ります。製品到着後一週間以内に送り返して下さい。ばねの使用には、
以下のことにご注意下さい。
引きばねは、引っ張りすぎないように使用して下さい。フックの位置がずれだしたら限界です、
そうなる前での使用をして下さい。
押しばねは、コイル部が密着するまで圧縮させないで下さい。密着まで十分に
耐えられるものも多くありますが、密着まで余裕がある範囲で圧縮使用して下さい。
密着までの範囲の80%以内での使用が適切です。(ばねの長さ-密着高さの80%以内)
オ-ダ-品で得に公差の指定がない場合JIS1~3級程度にて製作します。
この許容差内で製作されている場合、使用不可による返品には応じられません。
特に常備品ばねのご注文時には、どの位引っ張るかまたは、どの位圧縮させるかを
お知らせ下さればご使用に問題があるか、ないかをお答えします。無理な使用での破損、
へたりでは返品には応じられませんのでご注意下さい。
 

(5) 必要代金

 オーダーの方又は完成品ストック21個以上の御注文の方

発送は基本的に西濃運輸宅急便を利用します。
■宅急便利用の場合。(基本的に発送は宅急便を利用します。)
宅急便を利用すると納期日や配達時間の指定ができます。送料は\550(税込)です。
バネの見積もり価格(税込) + 送料・全国一律550円(税込) = 価格
・ 銀行振込、現金書留のいずれかでお支払いをお願いします。
 振込手数料はご負担願います。
 

 20個までの既製品のストックの御注文の方のみ

発送は基本的に西濃運輸宅急便を利用します。
■西濃運輸(代金引換便)の場合。
すべて税込み
5個まで \3.700
(税込ばね代金、送料、代引き手数料込み)
10個まで \3.900
 (税込ばね代金、送料、代引き手数料込み)
20個まで \4.300
 (税込ばね代金、送料、代引き手数料込み)
・ 銀行振込、現金書留のいずれかでお支払いをお願いします。
 振込み手数料はご負担願います。
 

(6) 配達希望時間
ヤマトコレクトサービスの場合、指定ができます。
■郵送の場合。 (基本的に発送は、宅急便ですが小さなばねや少数の場合可)
こちらの判断で郵便で送るものもありますが(必ず事前連絡)、
基本的に宅急便で送ります。
郵送する日はお知らせ致します。
・送料や価格についてわからないことは、電話、FAX、メールのいずれでも結構ですので
 ご連絡ください。

(7) ご注文(オ-ダ-)いただいてもお断りする場合
 ■以下の場合は、注文をお断りする場合がございますのでご注意ください。
・D/d コイル平均径と線径との関係が4~22倍を著しく超えている場合。
・ピッチがコイル平均径の半分以下の数値を著しく超えている場合。

この2点については製作困難、製作不可、または製作しても1回の使用で機能不可になる可能性が
ありますので寸法の変更をお考えいただくことを申しあげます。

・有効巻数が、3巻以下の押しばね。
・H/D 長さ(高さ)とコイル径との関係が 0.8~4倍を著しく超えているばね。

この2点については、JISで有効巻数は3以上、H/Dは0.8~4倍が良いとされているという事は申しますが、有効巻数が2巻のものは実際にありますし、H/D が4倍以上のばねは、適切な案内棒があれば問題ない場合があります。
 


SPRING バネ

■ばね材料

 
ばね材としてよく使用されるのに、ピアノ線、硬鋼線、ステンレスがあります。
ピアノ線と硬鋼線は錆びやすいという特徴がありますので、防錆剤添付もしくは表面処理
(メッキ処理等)を行います。ピアノ線と硬鋼線は同寸法で製作された場合、同じ強さのばねになりますが、引張り強さの違いから耐へたり性、耐久性でピアノ線の方が優れています。ステンレス線は、錆びにくいと同時に高温での強度(300゜強)が大きいところから急速に普及してきたばね材です。
ピアノ線、硬鋼線はステンレス線などに比べ安価ですが表面処理をするとト-タルでは高価になることもあります。
 
ばねの設計の際に必要な横弾性係数Gという値がありますので以下に掲載しておきます。
このGというのは、材料固有の値(同じ値もあり)でこのGの値の違いから全く同寸法ばねでも強さ
(荷重)が異なるということがわかります。

[ばねの材料とGの値]
  硬鋼線(SWC)  G=8000 ピアノ線(SWP) G=8000
  ステンレス線(SUS) G=7000 リン青銅線(PBW) G=4500
  黄銅線(BSW) G=4000 ベリリウム銅線(BeCW) G=5000
  ステンレスの場合 G=69000 N/mm2
  ピアノ線、硬鋼線  G=78000 N/mm2
 

■ばね材紹

名称
ピアノ線
ピアノ線
硬鋼線
ステンレス鋼線
リン青銅線
記号
SWP-A
SWP-B
SWC
SUS304-WPB
C5191W-H
導電性
非磁性
耐熱性
耐食性
耐疲労性
コスト
備考
○ピアノ線及び硬鋼線は、通常防錆のために表面処理を行います。
○表面処理につきましては次ページをご参照ください。  
○ピアノ線のAとBの違いは引張強さで、Bのほうが耐へたり性に優れています。
○ピアノ線と硬鋼線は、同じスペックの場合、同じ荷重を得ることができます。
○ステンレス鋼線にはニッケルメッキが施されています。
○ご要望があれば上記以外の材質による加工も可能です。

■ 寸法公差等級

寸法(X)
0級
1級
2級
3級
4級
5級
X ≦ 4
±0.05
±0.1
±0.1
±0.1
±0.2
±0.5
4 < X ≦ 15
±0.05
±0.1
±0.1
±0.2
±0.3
±0.8
15 < X ≦ 63
±0.05
±0.1
±0.2
±0.3
±0.5
±1.2
63 < X ≦ 250
±0.10
±0.2
±0.3
±0.5
±0.8
±1.8
250 < X ≦ 1000
指定不可
±0.3
±0.5
±0.8
±1.2
±3.0
 
(注1)寸法公差等級の指定がない場合は5級を適用させていただきます。
(注2)等級が上がるほどコストアップとなります。

■ コイル平均径

記号:D
単位:mm
 
コイル平均径
コイル径を実際に計るには、外径もしくは内径を計りますが、この平均径は
設計の際に使用するものです。従って、この平均径でコイル径の指定を
することが多くあります。
(コイル内径+コイル外径)/2 または コイル外径-線径 または
コイル内径+線径で求められます。
上の図のコイル内径とコイル外径の中心がコイル平均径ですから実測は正確にはできませんので
通常は、コイル外径を計り、それから線径分を引いた値(コイル内径を計りプラス線径も同じこと)になります。コイル中心径と呼ぶこともあります。
 

  

SPRING バネ

■ 有効巻数

記号:Na
 
ばねとして作動する巻き部分のことで、押しばねの総巻数から両端の 座巻を引いた巻数のことです。一般に座巻は両端各1巻であることが多いのでその場合、総巻数-2が有効巻数となります。コイル先端が次のコイルに接しているときで一般的な押しばねがこれに当てはまります。
最初のコイル部と最後のコイル部が、次の(前の)コイル部に接しておらず研削部分が3/4巻の場合は総巻数-1.5となります。この有効巻数は、3巻以上にするのが良いとされています。
引きばねは通常、総巻数=有効巻数となります。(但しフック部は除く)
 

■ 総巻数

記号:Nt
 
押しばねに巻かれた端から端までのすべての巻数のことで全巻数と 呼ぶこともあります。
 

■ 座巻数
 
押しばねの両端の平らに見える部分のことで、ばねとして作用しない 巻き部分です。この座巻きは両端各1巻きであることが多いので従って一般的な押しばねの場合1巻き+1巻きで合計2巻です。
コイル先端が次のコイルに接しているばねの場合座巻数は両端各1巻で2巻が座巻数になります。
最初のコイル部と最後のコイル部が次の(前の)コイル部と接してなく研削部分が3/4巻の場合両端各0.75巻きとなり座巻き数は0.75巻き+0.75巻きで合計1.5巻きとなります。
 

■ 巻き方向

 
コイル部の端末を起点として時計回りに巻かれていれば右巻、逆回転なら ば左巻となります。
通常、引きばねはほとんど巻方向の指定はありませんが、押しばね、ねじりコイルばねでは
巻方向の指定が必要な場合があります。巻方向が自由(任意)または、指定なしの場合一般的には
右巻になります。
コイルの巻き方向
 

■ 両端研削

 
押しばねの両端の座巻部を平たく研削することで、この処理を行うことでばねのたおれを
少なくしたり密着高さを低くすることができます。
この処理は、指定があれば行いますが線径が0.5mm以下のばねに対しては、通常行いません、
またコイル径/線径が13を超える場合もしないことが多いです。
 

■ 密着高さ(長さ)

単位:mm
 
押しばねが密着された時の高さ(長さ)のことですが、例えば線径が 1.0mmで巻数が10巻あれば
密着で1.0×10=10mmと計算上ではこうなりますが、
  1. 線径の許容差の影響
  2. ピッチ角による影響
  3. コイル両端部分による影響
などによって実際は計算上と異なってきます。
そこで、両端部が研削処理されていない場合(総巻数+1)×線径両端部が研削処理されている
場合 総巻数×線径とし、寸法許容差の指定はしません。
 


SPRING バネ

■ 圧縮ばね

 
一般に押しばねと言われるこの種のばねは圧縮荷重(コイル軸荷重)とたわみが比例します。
G:横弾性係数(Kgf/mm2)
d:使用材料径(mm)
D:コイル中心径(mm)
N:有効巻数
δ:たわみ(mm)
圧縮バネ
 

■ 圧縮コイルばねの設計に用いる基本式

荷重P(kgf)より
たわみδ(mm)より
応力τ(kgf/mm2)より
荷重P(kgf)を求める式
たわみδ(mm)を求める式
応力τ(kgf/mm2)を求める式

■ 引張ばね

 
引張りコイルスプリングは本質的には圧縮ばねと同一と考えられます。
(コイル部は密着巻が一般的である)
G:横弾性係数(Kgf/mm2)
d:使用材料径(mm)
D:コイル中心径(mm)
N:有効巻数
δ:たわみ(mm)
Pi:初張力(kgf)
引張ばね
 

■ 初張力のある引張りコイルばねの基本式

荷重P(kgf)より
たわみδ(mm)より
応力(無修正)τ(kgf/mm2)より
荷重P(kgf)を求める式
たわみδ(mm)を求める式
応力(無修正)
τ(kgf/mm2)を求める式

■ トーション(ねじりコイル)ばね

 
トーションスプリングは、コイルの中心軸のまわりにねじり荷重(トルク)を受けるばねです。
E:縦弾性係数(Kgf/mm2)
d:使用材料径(mm)
D:コイル中心径(mm)
N:有効巻数
φ:ばねのねじり角(radian)
トーション(ねじりコイル)ばね
 
ねじりコイルばねは設計応力を同一にしたとき、円形断面積の材料を用いるより長方形または正方形断面のほうが、単位重量当たりの弾性エネルギーの効率が1.33倍良い。

■ 長方形断面の材料を用いた計算式

表中のb:長方形断面のコイル軸線にそった長さ、h:半径方向の長さ
ねじりモーメントMより
角変位φ(radian)より
応力σより
ねじりモーメントMを
求める式
角変位φを求める式
応力σを求める式




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